気になる子の目線
こんにちは。
人間とお酒が大好きな大山です。
子どもと関わる時、いつも思うことがあります。
子どもが30人いたら、必ず気になる子が2〜4人います。
「気になる子」という表現が正しいのか分からないけれど、何となく違和感を感じる子です。
なんか変だな、なんかおかしいな、なんか抱えてるな、気になるなといった感じです。
その時に一番特徴として感じるのは、「目線」。
私と話しているはずなのに、私の目を見つめることが出来ない子がいるのです。
私が出会った子の中に、ずーっとキョロキョロしながら話をする子がいました。
話している内容もちゃんとしているし、人見知りな訳でもないのに、顔はこちらに向いていて、目線だけがずっと動き続けているのです。
しかも目線が動くのは上方向に動くことが多い印象でした。
考えてる時は下方向に動くとよく言いますが、何故かそういう子達は上方向に動にことが多い気がします。
もう癖になってしまっているのかもしれないけれど、あまり直視しないのです。
気になる部分というのは、目線はもちろんのこと、顔色や目の下のクマ、笑い方等にも顕著に表れていると思います。
「気になる子」は何かしらの形で、何かを抱えてる子が多いです。
家庭なのかもしれないし、友人関係なのかもしれない。そこは「気になる」時点では分からないのですが。
私がこういった「気になる子」と関わる上で思うことは、大人一人ひとりによって、「気になる子」が180°違うということです。
全く同じ子どもたち30人と2泊3日過ごしていても、AさんもBさんも〇〇くんが気になる。とはならないのです。
Aさんは〇〇くんが、
Bさんは△△ちゃんが気になる。
残念なことに、そもそも気にならない・子どものSOSサインに気づけない人がいることも事実です。
そうすると、誰かの「気になる子」になりたいのに発見されていない子の心の行き場はなくなってしまいます。
発見してもらえない子は、どんどん心を閉ざしていき、SOSサインも見えにくくなっていってしまいます。
子どもに関わる時、過剰に反応するのは良くないけれど、「気になる子」をきちんと発見してあげることが1番大切だと思います。
まず、気になる部分に気付けるよう、あらゆる可能性を常に念頭に置いておくこと。
そして、気付いているよと伝えること。
私はあなたのことをちゃんと見ているよ、と。
もちろん、子どもに対してだけではなく、友人や後輩、先輩に対しても「気になる部分」に気付くのは大切です。
コミュニケーション術にも繋がると思います。