オラの夏休み~おばぁとJCの物語~
こんばんは。
お酒と人間が大好きな大山です。
みなさん、夏休みはありますか?
仕事ばっかりでそれどころじゃないよ!と言う人、
夏休みと言う概念をもはや捨て去った人、
夏を満喫している人、
それぞれかと思います。
女子中学生の夏休みの思い出
さて、今回は私の中学3年生の頃の思い出物語です。
中学3年生と言えば…
「高校受験」
高校受験は中々濃い思い出として残っています。
私は中学2年生の終わりまでは、
それはそれはやんちゃで…笑
運動場に白い粉で落書きをして怒られたり、
いじめ関係で一週間毎日事情聴取されたり、
授業をさぼって親を呼び出されたり………
中学1,2年生の黒歴史を語っていると
明日の朝になるので
それはまた別の会でお送りいたしますね(⌒∇⌒)
無謀な受験戦争
そんなこんなで大分やんちゃだった中学2年生の終わり。
もちろん授業もさぼっていたんだから
勉強は壊滅的・・・(´・ω・`)
しかし中学3年生になると、
一気に周りが受験モードに。
私の地域の公立高校は
全部で5つ。
AランクからEランクまでありました。
その中で私の実力はEランクぎりぎり…
担任の先生にも親にも、
「Eランクもギリギリなんだから私立にしたら?」
と言われていました。
私も公立に行ければいいしまあいいかと思っていました。
そんなある日…
桜子先輩の一言
部活の一個上の、桜子先輩。
桜子先輩は
可愛くて、勉強もできて、人気者。
まさに憧れの人でした。
そんな桜子先輩が
「まこちゃん!うちの高校来なよ!!!
待ってるよ!!!!(^^♪」
そんな憧れの桜子先輩に言われたらもう
ずっきゅーーーん!!!!!!💛
ですよね笑
しかし桜子先輩のいる高校はAランク・・・・・。
地獄の様な猛勉強
私は桜子先輩を追いかけて、
猛勉強しました。
でも元々Eランク以下…
並大抵の努力では到底無理でした。
そこで…
おばぁちゃん家に勉強夏合宿
幸いおばぁは私の家から車で40分の近場。
私は中学3年生の夏休み。
意を決しておばぁの家に寝泊まりをして
一日8時間勉強しました。
大好きなおばぁはとってものんびりマイペースでかわいい人。
毎日10時と15時に一緒におやつを食べる時間があります。
その時間だけが幸せの日々でしたね。
夏休みということもあり、
たまにおばぁが外に散歩に誘ってくれる日もありました。
暑くて死にそうになったこともあったけれど笑
おばぁの家は山の上の方にあって、
すぐ近くに森、
そして畑がありました。
山の上なので見晴らしは抜群!!!✨
嘔吐を繰り返しながら勉強する日々で垣間見えるおばぁの笑顔
受験まで全く勉強する習慣のなかった私には
受験勉強はつらく、苦しい日々でした。
毎日「落ちたらどうしよう」と考えて嘔吐を繰り返しました。
でも、そんなときに
穏やかな、優しいおばぁの笑顔を見ることで、
本当に心の底から癒されました。
「まこちゃん、そんなに頑張らなくても大丈夫よ。」
いつもそんな言葉のシャワーをくれました。
いざ、出陣!!!!!( ゚Д゚)
そして長い長い夏休みを終え、
おばぁにバイバイをして冬を越え受験の当日。
おばぁから一本の電話が。
「まこちゃん、よく頑張って来たわね。
いつも通り精一杯やってきたらだいじょうぶよ。」
泣きそうになりながらも、
「ばーば、ありがとう。
行ってきます。」
と返して受験会場へ行きました。
おばぁの涙
Eランクですら厳しと言われていた私は
無事に桜子先輩のいるAランク高校に合格。
真っ先におばぁに電話しました。
「ばーば!!!!合格したよ!」
するとおばぁは電話の向こうで
涙を流しながら喜んでくれました。
「おめでとう。よかったねぇ。
ご先祖様もまこちゃんが頑張っているの見ていてくれたんだよ。」
こうして私の中学3年生の夏休みは
おばぁの笑顔と共に
色濃く私の心に残っています。
いまでもたまに遊びに行くぐらいおばぁのことは大好き!
ちなみにおばぁはもう80超えてるけどぴんぴんしています(⌒∇⌒)
おばぁ、これからも長生きしてね。
大好きだよ。