人の目が気になる女の子
こんにちは。
人間とお酒が大好きな大山です。
今回は私が大学生の時に出会った2つ下の後輩のお話です。
彼女は当時大学1年生で、私が3年生でした。
仲良くなって1年ほど経ったある日、彼女が突然泣きだしました。
とりあえず泣き止むまで傍にいて、話を聞いてみたところ、サークルや学科の子と上手くいかないことに悩んでいました。
元々内気で真面目な子でしたが、大学に入ってからやんちゃをしていたら、
周りの人が自分に対してどう思っているのかが気になってしょうがなくなってしまったと。
どうしても、周りの目が気になってしまうと言っていました。
なんとなく、彼女自身の中で、本来の自分と現状の自分にギャップが生まれてしまっているのかなと感じました。
やってみたいことをやってみたら、全然自分の性格に合わなかったという状況だと思います。
でも、何回も話しているうちに、彼女のやんちゃは人の目が気になるという不安感から来ていることに気付きました。
どうやら小さい頃から、相手のことを大事にし過ぎる節があったらしいのです。
彼女に対して、
「不安になってやんちゃしたくなったら、私に電話したらいいよ。
泣きそうになったら、私の家においで。
大丈夫だよ、私はどんな状況になっても味方でいるよ。」
と伝えました。
彼女は環境の変化も相まってか、段々落ち着いてきました。
1年くらい経った頃、彼女はほとんど私の家に来なくなりました。
彼女から、こう言われた時、とても嬉しかったのを覚えています。
「私はあなたのお陰で、人の目を気にしなくなれたよ!」
と。
私がしたことは、傍にいたことだけです。
心が弱っている時だけ、一時的に依存を許してあげる。
心が強くなるまでは、松葉杖でいてあげる。
そして、相談を受けたら自分に置き換えて、答えを提案する。あくまで提案です。
提案をいくつかした後は、きちんと相手に返すこと。
「色々言ったけど、決めるのはあなただよ。」と。
話を聞いたり傍にいたりすることで、
変わっていく人を見られるのが私はとても好きです。
これからもっともっとそういう子達を見ていきたいです。
自分と向き合わない男の子
こんにちは。
人間とお酒が大好きな大山です。
今回は大学生の男の子についてです。
彼はとても寂しがり屋で人と関わっていることが大好きな男の子です。
ただ、少し事務作業が苦手で、集中力が続かず勉強計画などが上手くいかないタイプです。
彼とは2年ほどの付き合いになります。
最近彼はよくこう言います。
「だめだ。分かんない。上手くいかない。出来ない。疲れてる。」
ネガティブオンパレードですよね(笑)
そんな彼に私は
「自分が上手くいかない時はみんなも上手くいってないよ、大丈夫!」
と声を掛けます。
ただ少し気になっていることがありまして。
生態学モデルというものを知っていますか?
何となく難しい言葉ですが、「個」と「環境」からその人を理解しようよという考え方のことです。
この大学生の男の子の場合、「環境」はそこまで問題がないように思います。
家庭環境が悪い訳でもなく、友人関係も良好ですので、そう考えました。
「個」の部分に課題があるのかもと。「個」というのは、個性や性質などです。
彼は、集中力が続かず、授業の欠席が多いことに困っていました。
不眠について相談されたこともありました。
自己認識力、そして自己管理能力ですよね。
彼に関わってきたことで、彼が私を信頼して、何かしんどい時に突然電話をしてくるぐらいには近い存在になることが出来ました。
私はあなたに害を与える人ではないよということは伝えられたと思います。
でも、彼が本当に1人で立てるようになるには、ただ傍にいて話を聞いてあげることしかできません。
彼が本気で変わりたいと思った時に、
何かをきちんと言葉で提案できる人間でありたいなと思っています。
彼が本気で自分と向き合う日はいつになるのでしょうか。
勝手に期待しています(笑)
お家で眠れない男の子
こんにちは。
人間とお酒が大好きな大山です。
私がボランティアで出会った小学6年生の男の子の話です。
その子は勉強がとてもできて、生活態度も問題なく、活発で友達も多い子でした。
ただ、寝ていることがとても多い印象を受けました。
どうしてこの子はこんなに眠いんだろう?と考えた時に、お家でちゃんと寝れていないのでは?と思い、他愛のない話から少しづつ話すようになりました。
出会って3週間になった頃。
お家で寝れているかについて直接聞いてみました。
するとポツリポツリと話し出してくれたのです。
男の子「俺の家弟が大変だからさぁ」
私「弟がいるんだね」
男の子「かーちゃんとか弟付きっきりだし」
私「そっか」
男の子「家帰ってもさ、なんか落ち着かなくてさ」
こんな感じの会話でしたが、
確かに私が受けた第一印象は、この子なんか気になるな。なんか抱えてるな。大丈夫かな。でした。
多分この男の子は、お家での安心感のなさから、良質な睡眠が取れていなかったのだと思います。
小学生の悩みは大抵3つに分けられると思います。
①勉強
勉強についていけない、分からない、やる気が出ないというのはストレスですよね。
自己肯定感も失ってしまいます。
②人間関係
これはいじめが特にあると思います。
勿論学校の先生との関係や、塾の先生との関係、近所の人との関係など色々あると思いますが、友人関係が9割ではないでしょうか。
③家庭環境
家庭で虐待があったり、そこまで行かずとも親との仲が悪かったり、親戚と両親の関係が良くなかったりと、家庭環境での問題は測り知れません。
今回の男の子は①②は問題なかったので、③に要因があると考えました。
私は、「家庭はブラックホール」という言葉をよく使います。
周囲の誰にもわからない、読み取れない問題が、吸い込まれていくのです。
家庭の問題は、家庭外の人間がサポートするしかないと思います。
まずは、私はあなたに害を与える人間ではないよと言葉と態度で伝えていくこと。
そして、話を聞いてあげること、引き出すこと。
最後に、私はあなたの味方だよと伝えること。
何より大切なのは、
「よく頑張ったね」
と辛い感情をを認めてあげること。
こうしてあげなきゃ、あーしてあげなきゃと焦ってもがくことは大切ではないのです。
だって相手の環境を変えてあげることは出来ないのだから。
リストカットってなんでするの?
こんにちは。
人間とお酒が大好きな大山です。
今回はリストカットという自傷行為について書きたいと思います。
あなたの周りにリストカットをしている方はいらっしゃいますか?
実はリストカットを繰り返してしまう心理は2つのタイプがあると思います。
①どうしようもない感情を痛みで忘れるタイプ
②自分が傷ついていることを誰かに気づいて欲しいタイプ
まぁ他にも稀に単純に血が好きなコアタイプとか、痛いのが好きなマゾタイプとかいると思いますが。
①どうしようもない感情を痛みで忘れるタイプ
このタイプは、案外真面目で、自分の感情を把握していません。
残念なことに自分が怒っているのか、悲しんでいるのか、楽しいのか、何も感じられていません。
世の中無常だわぁって思っています。
同時に常に死にたい子が多いです。
死にたいと言うよりも、生きていたくないの方が近いかもしれないですね。
なので、生きていたくないんだけど死にたいから、自分が生きていることを感じるためにリストカットをしている、と。
周りの人は、もっと人に感情を出して頼ったらいいよ!と言うかもしれないけれど、
そもそも感情を把握していないので無理難題なのです。
②自分が傷ついている事を誰かに気づいて欲しいタイプ
このタイプは、手首や腕など、比較的分かりやすい場所に傷を付けます。
周りの人に見せる子もいます。
つまり誰かに頼る手段として、リストカットをしているんですよね。
誰かに頼りたくてしょうがないんだけど、でも色んなことを考えてしまって頼れないのでリストカットという行為に出る、と。
①②共通して言えることは、頼れる人がいないということです。
自分では抱えきれない問題を抱えて困っている状態だということです。
こんな風に偉そうにタイプ分けしていますが、私もリストカット民です(笑)
なので、別にリストカットが悪いことだとは1ミリも思っていません。
リストカットは、必死に生きようとしている表れなのです。
私はリストカットをしている人みんなに言ってあげたい。
「大変だったね。
よく頑張りました。」
大丈夫だよ!とは言いません、だって大丈夫じゃないからリストカットしてる訳なので。
もしもこの記事を読んでくれた人の中に、
誰にも言えないものをお腹の中に抱えている人がいるならば、
少しでも、今の自分の姿を肯定的に捉えてくれたらいいなぁと思います。
頭のいい人ってどんな人?
こんにちは。
人間とお酒が大好きな大山です。
今回は私の周囲にいる「頭のいい人」について感じたことを記事にします。
そもそも頭のいい人って、どんな人でしょうか?
仕事ができる人、話が上手い人、勉強ができる人、抱くイメージは様々ですよね。
私が考える頭のいい人は、情報整理のできる人です。
①自分が持っている知識や経験を整理し、
②それを引き出しとして使える人。
では、情報整理ができるようになるにはどうすればいいのか、
①と②に分けて方法を考えていきます。
①自分が持っている知識や経験を整理する。
これは記憶の整理とも言えます。
是非AIが自分の記憶を整理してノートにまとめてくれるような時代になって欲しいものですね(笑)
記憶は人生にとって最大の武器です。
知識や経験を蓄えるためには
・本を読むこと
・色んな畑の人と話すこと
(嫌いな人と無理に話すことは疲れちゃうのでやめてください)
・遊ぶこと
・ちゃんと寝ること
(そもそもエネルギーが無ければ知識や経験を蓄えたいと思えないで、自己肯定感が消滅に向かってしまいます)
・好奇心を持つこと
・「?」をすぐに調べること
1番のおすすめは携帯のホーム画面にWikipediaを入れておくことです(笑)
②それを引き出しとして使えること
人に話をする時、根拠として自分の知識や経験を使うことで、説得力が何倍にも増します。
・人と話す時、常に例えを考えること
・自分の記憶と相手の話を関連付けること
・どうしたら分かりやすく伝えれるか常に考えながら、人と関わること
直感タイプの私は、記憶の整理があまり上手くない上に、身振り手振りで伝えようとし、感覚でいつも動いてしまいます。
感覚で動くと、根拠が言葉に出来ないので説得力が無いのです。
現在、周囲の頭のいい人を参考に、記憶の整理や使い方を実験中です。
頭のいい人になりたい方、一緒に頑張りましょ!(笑)